聖護院の節分と豆まき
※通常節分会は2月2日、3日に行いますが、令和7年は暦の都合により2月1日、2日に変更となります。ご注意ください。
聖護院の節分会では令和7年2月2日13時から豆まきが行われます。
節分は季節の変わり目にあたり、邪を祓い福を呼び込むべく「鬼は外、福は内」と豆を撒く風習で知られています。鬼はもっぱら不幸や災害の象徴として追いやられる立場ですが、当院の節分会・追儺式ではその限りではありません。すなわち僧侶や修験者が鬼に向かい豆を撒き、ご真言を唱えることで鬼は改心し、福男福女と同じように皆様に福を授けてくれる「福鬼」となるのです。
聖護院の宗派である修験道の開祖・役行者は、弟子として鬼の夫婦を引き連れていました。前鬼と後鬼というこの二人の鬼は役行者に調伏され改心した後、現在に至るまで子々孫々にわたって修験者を助け続けています。機縁に触れて行状を反省し、善行に励もうと心がける――遥か昔の鬼の先達は、その範を我々に示してくれていました。
こうした経緯から、聖護院の節分では鬼が調伏された後は追放することなく、「福は内」とのみ唱えて、鬼と共に福を招くのです。式の終わりには調伏された鬼も豆撒きに加わり、法要後は改心した鬼から直接お加持を授かれることも。鬼式のお加持は金棒を用いますが、改心した鬼の金棒は人体にも優しいのでご安心ください。
福豆と陀羅尼豆はどちらも一袋300円にてお求めいただけます。
福豆は福鬼の色でもある赤、青、黄の三色の豆を添え皆様の厄除開運を本尊不動明王に御祈願しており、陀羅尼豆はカードタイプの御守に陀羅尼豆が付属します。このご縁に福豆を頂き、どうぞ一年を健康にお過ごしください。
厄除開運祈願 採燈大護摩供
令和7年2月2日午後3時より、宸殿南庭にて修験道の秘法・採燈大護摩供が厳修されます。この護摩供の中で山伏の読経が高らかに響く中ご祈祷される節分の御札は、厄除開運に霊験あらたかと全国から申し込まれます。
また、護摩の古式ゆかしい作法は修験道の生きた伝統を見られる貴重な機会であり、客席に寄せる護摩の煙は邪を祓う薫香とされます。お立ち寄りの際はぜひご見学ください。
採燈大護摩供(厄除開運・福寿円満)の御祈祷お申込みは1月25日まで受け付けております。
※放送開始 令和7年2月2日 午後3時より
※現在は令和6年の様子がご覧いただけます。
※配信は事前のお知らせなく変更・中止する場合があります
※15時より行列開始、実際に山伏が入道場するのは少し経ってからとなります
甘酒お接待
令和7年2月2日午前10時からは、聖護院の山伏(平安聯合会)によって出来立ての甘酒が振舞われます。底冷えの季節でもございますのでどうぞお立ち寄り頂き、体と心を温めて、ごゆっくり院内をご参拝ください。
※甘酒のお接待は2日のみ、無くなり次第修了いたします。
古札焼き
令和7年2月2日午後6時より、護摩の残り火を用い、一年間お世話になった御札や御守を撥遣(お性根抜き)してお焚き上げをする儀式が山伏によって執り行われます。
古札は2月1日・2日の両日、古札焼き開始の刻限まで、お受けになった寺社や宗派に関わらず受け付けております。古札は境内の古札置き場にご自身でお納めいただくか、僧侶にお渡しください。
なお、食品や生花、思い出の品等はお焚き上げが必要なものではありません。御札・御守・しめ飾り・破魔矢等のみを対象としたお焚き上げとなりますのでご了承ください。
お焚き上げが必要なものかどうかわからない場合は、電話やHPの問い合わせからお尋ねください。
日程
令和7年2月1日
9時00分 | 開門 |
---|---|
10時00分 | |
~ | 終日 柱源護摩供養 |
19時頃 | 閉門 |
令和7年2月2日
9時00分 | 開門 |
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10時00分 | 甘酒接待※ |
13時00分 | 追儺式(豆まき) |
15時00分 | 採燈大護摩供 |
18時00分 | 古札焼き |
19時頃 | 閉門 |
※甘酒のお接待は無くなり次第終了します
壬生寺 大護摩祈祷
令和7年2月1日午後一時から、聖護院山伏衆と壬生寺保育園児らのお稚児さんが寺の周囲を練り供養した後、午後二時に本堂前において大護摩祈祷が行われます。
聖護院と壬生寺は、金戒光明寺と共に京都守護職新選組巡礼に所属し巡礼朱印もございます。この機会に是非両寺共にご参拝ください。
※別ページが開きます
交通案内
所在地 | 〒606-8324 京都市左京区聖護院中町15 |
京都駅から | 京都駅前D2のりばから市バス206系統 祇園方向
熊野神社前下車徒歩約5分 |
阪急河原町駅から | バス停四条河原町Eのりばから市バス201・203系統
熊野神社前下車徒歩約5分 |
京阪電車 | 神宮丸太町駅5番出口から徒歩約10分 |
京都市バス | 熊野神社前下車徒歩約5分 |
お車でお越しの方 | 節分会期間中は境内に駐車していただけませんので、近隣のコインパーキングをご利用ください。 |
聖護院から壬生寺へ | 熊野神社前から市バス203系統 祇園方向
壬生寺道下車徒歩約2分 ※例年、壬生寺-吉田神社間往復の臨時系統が運行、壬生寺道にも停車します。詳しくは京都市交通局のHPをご覧ください。 |
壬生寺から聖護院へ | 壬生寺道から市バス203系統 祇園方向
熊野神社前下車徒歩約5分 ※例年、壬生寺-吉田神社間往復の臨時系統が運行、熊野神社前にも停車します。詳しくは京都市交通局のHPをご覧ください。 |